本学では2018年度より、高大連携事業の一環として岩手県立種市高校の生徒に津波防災教育を行っています。工学科(建築?土木工学コース)の高瀬慎介准教授が授業を担当し、大学院生が生徒の実験をサポートします。
今年度で5回目となった本事業。11月半ばから約1か月、本学の津波発生装置を使った水理実験と津波数値解析を実施しました。これにより生徒たちは、より効果的な防潮林の配置や、防潮堤の高さと津波の遡上高さの関係について考察を深めました。
12月19日(月)には成果報告会が行われ、これまでの実験結果や考察のまとめなどを発表していただきました。生徒の皆さんは、大規模装置での実験やコンピュータシミュレーションによる数値計算など、専門性の高い授業にも積極的に取り組むことができたようでした。
本学では今後も、専門知識を備えた人材育成と学習成果の地域還元を目指し、本事業を継続していく予定です。
(2022年12月20日 掲載)
●2022年12月21日(デーリー東北)
新聞記事はこちらからご覧いただけます。
(デーリー東北新聞社の許可を得て掲載しています。)
(2022年12月23日 掲載)