12月 28, 2023

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論文受賞のお知らせ(システム情報工学コース 島内宏和准教授)

 2023年11月13日から15日にかけて伊ローマとオンラインのハイブリッドで開催された国際会議15th International Conference on Neural Computation Theory and Applicationsにおいて、システム情報工学コースの島内宏和准教授による単著論文がBest Paper Candidateに選出されました。

論文題目:Unsupervised Representation Learning by Quasiconformal Extension
著者:Hirokazu Shimauchi

概要:
深層学習を始めとする機械学習は、データから規則性を見出す技術であり、近年のAIの主要な要素技術の一つです。機械学習では、解決しようとするタスクに対して有用な、データの適切な表現を獲得することが重要です。この研究では、擬等角拡張と呼ばれる方法を用いて、データをより高次元の空間内に自然に拡張する手法を構築しています。10種類の識別タスクに関するデータセットと3つの機械学習アルゴリズムを用いた実験において、データセットが識別に必要な一定レベルの情報を含む場合、生成された表現が識別の性能向上に寄与することが確認されました。この結果は、広範な応用の可能性があることを示唆しています。研究は、JSPS科研費22K12050の助成を受けて実施されました。

「第18回日本病院前救急診療医学会総会?学術集会」に参加しました

 12月9日(土)に神奈川県小田原にて行われた、「第18回日本病院前救急診療医学会総会?学術集会」において、感性デザイン学部感性デザイン学科4年生の深川飛翔さんが研究発表を行いました。深川さんのテーマは、「ドクターカーサイレン音変更に伴う市民周知ポスターのデザイン制作」です。市民周知のために制作をした短編のオリジナルアニメーションも披露し、学会理事長はじめ医師達で超満員の会場の雰囲気に臆することなく、堂々とした素晴らしい発表をし、学会理事長や座長からお褒めの言葉を頂戴しました。このアニメーションは八戸市内の小中学校、ドクターカー出動圏域市町村の広報紙等でも紹介される予定です。
 また、工学部の浅川拓克准教授による、「ドクターカーのサイレンのYELP音社会実装までの道のり」についての研究発表、感性デザイン学部の安部信行准教授による、「他のサイレン音とYELP音のラウドネス解析及び主観的な評価とユニバーサルデザインにおけるサイレン音の検討」の研究発表も行われました。

(2023年12月28日 掲載)